9月12日の「タケシのTVタックル」で
エコノミストの門倉貴史氏が、「ベーシックインカム(基本所得保障)」のプレゼンをしていた。
面白いと思った。検討に値する議論である。
「日本」と言う共同社会で、すべての人々に最低限の生活ができる保障をしていけば、生活をしていくことだけのために働くことが無くなり、もっと有用なことに多くの時間を割くことができるようになる人も多くなるであろう。
勤労意欲が減退するのではと言う意見もあるが、私はそうは思わない。当面の利益に目を奪われること無く、新しい価値の創出に人々が意欲を向けていけば、結果的に経済の拡大につながっていく。
複雑多岐に渡ってしまい、様々な手続きや管理のために割かなければならない人材や時間、それらをシンプルに合理化できるメリットも大きいと言う。
無駄に生きている人はいない。中には社会に害になるような犯罪者もいるではないかと言う向きもあるが、犯罪者の多くが、最低限の生活ができない、貧困から生まれてきているとも言う。
最低賃金なども撤廃するといい。最低賃金のために事業主は最低賃金だけは払える人しか雇わない。最低賃金も払えなくなれば事業主は解雇せざるを得ない。そして失業者は生活の手段を失う。
最低所得保障があり、最低賃金が無ければ、少ない賃金でもやりたい仕事ならやりたい人もあり、少ない賃金でもいい好きな仕事をしてもらえる人がいれば、事業もうまく行く。
高収入を求めて都市に集中した人々を、生活レベルはベーシックでいい。人間らしい生きがいを求めて地方に暮らしたいと言う人も増えるはずである。
面白いと思う。検討に値する議論では・・。
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